リバースプロジェクトが得意とする「モノの循環」アプローチの一つ、「アップサイクル」ってご存知ですか?
例えば
・倉庫で眠ったままの資材
・利活用されずに廃棄されてしまう素材
といった、いわば価値が低いとみなされていたものに、再び付加価値を与えさらに価値あるものにするという概念がアップサイクル(upcycling)です。
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リバースプロジェクトの”AIRBACK”プロジェクト
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国内では廃車になる自動車の約90%以上が、鉄くずなども含めリサイクルされています。これ自体、日本の技術として素晴らしいことですが、一方で残りのリサイクルされない大半を占めているのがエアバッグとシートベルトでした。この価値がないとされて廃棄されていたAIRBAG(エアバッグ)に付加価値を与え、世の中にBACK(戻す)ということでAIRBACK(エアバック)プロジェクトを2010年に立ち上げました。
これまで様々なブランドや企業とコラボレーションを行ってきましたが、ファッションブランドや自動車業界とのコラボレーションがほとんどでした。
今回のANAとのコラボレーションも、移動手段という意味では共通点がありますが、「自動車と飛行機という全く別の乗り物から生まれるクリエーションは面白いのではないか」と話は進んでいきました。
そして、「飛行機や自動車を利用するなるべく多くの方々に使っていただけるものにをつくろう」ということでバッグをつくることに決定。このアイディアを実現させるために、かつモノとしてもさらに価値のあるものにするべく、AIRBACKプロジェクトで初期の頃からお世話になっているマスターピースにご協力いただきました。
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飛行機からでるアップサイクル素材とは?
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そして今回のコラボレーションでは、前面の一部にANA777-300ER機のファーストクラスシート用ストック生地を使用しました。
様々な理由で使用されていないファーストクラスシートの生地をコーティングすることで利便性を追求したビジネスにもカジュアルにも使える素材が誕生。
<Before>→<After>
今回の生地を扱うにあたっての3つのポイント。
ANAのファーストクラスシートの特徴であるドット柄、
ビジネスシーンで使うには少し明るいネイビー、
長期間の使用による毛羽立ちと、雨に弱いウール素材。
これらを活かすために、ドット柄が見えるようにネイビーのトーンを抑え、かつコーティングにより毛羽立ちを防ぎ、耐水性をあげました。
さまざまな課題を乗り越え、
・ANAらしさが昇華されたファーストクラスシートのストック生地
・リバースプロジェクトの得意とするエアバッグのアップサイクル生地
・熟練の技が使いやすさ、デザイン性に活かされたmaster-pieceのものづくり
三社が出会った時に生まれた、今までにないバッグ。
ビジネスシーンや通学、カジュアルなシーンでもお使いいただける
シンプルで洗練されたデザインにまとめました。
生活の中で、ちょっと特別なストーリーを感じるバッグで毎日をアップデートしてみませんか?
商品の詳細はこちらから。
今後もREBIRTH PROJECTは、「人類が地球に生き残るために」さらに活動の場を拡げていきます。